今回の記事を担当します、今泉野乃香です。
私たちワールウインドACが活動する相模原市では、毎年10月ごろに相模原ギオンスタジアムにて連合運動会というものが行われます。
相模原市内の小学6年生が集まり、陸上競技会形式で各種目(近年では50m・100m・1000m・走幅跳・走高跳・50mハードル)に出場する大きな運動会です。
連合運動会はわたしにとって小学生時代1番の思い出です!(卒業文集にも連合運動会のことを書きました!^^ )
わたしの連合運動会
長距離走を始めていた当時のわたし(詳しくはこちら:第2回coach‘s talkのリンクををお願いします)は連合運動会でも1000m走に出場しました。
当時使っていた体育の教科書の1番後ろのページに、連合運動会の最高記録が掲載されており、私はそこに載りたくて載りたくて仕方がなく、記録を塗り変えるという目標を立てました。
毎日必死に走り続け、前回自分が走ったタイムを超えられないとすぐに大泣きし、もう一度始めからやり直すという負けず嫌いでした(笑)
当時小学校では、インフルエンザが大流行していたため、一時は学級閉鎖のクラスのみ不参加と決定されましたが、私は仲間を引き連れ、校長先生に直談判しに行きました…(なんという行動力…^^;)
(その時はもちろん決定が覆るはずもなく、これまた大泣きでしたが、学級閉鎖を免れ、先生方の協力もあってか、運良く無事開催にいたりました。)
迎えた当日は開催された喜びと、周りの応援により力を出し切ることができ、見事に3分25秒1の連合運動会新記録(当時)を出すことが出来ました。
様々なハプニングもありましたが、目標を達成できてとても嬉しかったです。
たくさんの方の支えがあって連合運動会が開催できています。感謝の気持ちでいっぱいです。
1000m走の走り方
さて、ここからは小学生の長距離(今回の場合連合運動会を例にとり1000m走)の走り方です。
現在小学校の体育では長距離走は、様々な観点から縮小傾向になっています。
そのため、校内で行う持久走などもほとんど無くなった今の小学生にとって1000m走は長く感じると思います。
小学生の陸上全国大会での800m(かつては1500m走)がありましたが現在は行われていません。
過度な長距離トレーニングを行うことで児童の健全な発育を妨げる場合があるからです。
(よって、小学生が連続して数km以上走るトレーニングは注意が必要です)
しかし、成長に伴い少しずつ持久力トレーニングは開始した方が良いのは間違いありません。
そこでいくつか長距離走のコツをあげていきます。
①同じペースでタイムを刻む
長距離を走る時にいちばん大切なのはペース配分です。特に短距離走が速い子はスタートから飛び出してしまいがちですが、始めからスタートダッシュをしてしまうと長距離走では後半まで体力が持ちません。
また、1000mという距離だからこそスタートは焦らずに、余裕を持ったペースで走ることが大切です。後半に巻き返しができるのが長距離種目の良い所でもあるのです。
②自分に合った呼吸法を見つける
きついからといってがむしゃらに走ってしまうのはもったいないです。「2回吸って2回吐く」や、「2回吸って1回吐く」など、自分で決めたリズムをとって走ると、自然と同じペースで走りやすかったり、きつさが軽減されます。
③1000mという距離を楽しむこと
これはとっても大事です。1000m走をただ「長いな〜。きついな〜。嫌だな〜。」と走るよりも、「よし!今日はここの直線は頑張ってみよう!」といった、前向きな気持ちを少しでももって走ることです!
プロの選手でも、”苦しい”と思うことで体が重たくなり動きが悪くなることは実際にあります。200mごとに気持ちを入れ替えて走ってみたり、「1周・2周・あと半分」と考えるのもオススメです。
コツコツ練習を続けていた結果大学生の時にはインカレで入賞することができました!
実際にどんな練習をしたら良いの?
そうは言われてもじゃあどんな練習をしたら良いか悩みますよね。
これは一例に過ぎませんが、オススメの練習をお伝えしますo((*^▽^*))o
1つ目は「5分間走」です。
小学6年生の1000m平均が大体5分前後です。ですので、小学生の場合は5分以上の長い練習は体力的にも、集中力も続きにくく怪我の恐れなども出てきてしまいます。
5分間をただ走るだけではなく、なるべく200mごとに、(ギオンスタジアムだと半周。学校のグラウンドだと大体1周。)タイムに差が出ないように工夫します。
コツはストップウォッチで測ってみることです。先生に測ってもらったり、時計で実際に測ってみると、後半タイムが落ちてしまっていて、自分が思っていたより最初に力を使いすぎているかもしれません。
同じ速さで走れるペースで、最後まで走りきることが1000mの攻略法です。
2つ目は、5分間走に慣れてきた人には、「インターバル走」もオススメです。
200mダッシュを3本行います。そして、ダッシュとダッシュの間をゆっくりジョギングで繋いで走ります。このようにダッシュとジョギングを繰り返し行うトレーニングのことをインターバル走と言います。
200mダッシュを3回して、間の200mジョギングを2回すれば1000mです。
なんだか短く感じてしまうかもしれませんね!
5分間走よりも集中力が切れにくいトレーニングでもあります。
是非試して見てください(*^^*)
最後に
ここまでたくさんお話させていただきましたが、やり過ぎには十分注意してください。
沢山練習をやったからといって、速くなる!ということではありません。
練習をして「もう走りたくない!」となってしまっては、走る本人も悲しいですし、陸上は楽しくあるべきだと思っています。
わたしにとって陸上競技にチャレンジするきっかけとなった連合運動会が大いに盛り上がり、この先も長く続いて、歴史を繋いでいって欲しいと思っています。
そして陸上競技の楽しさや魅力を知り、陸上やってみようかな!という子どもたちが増えることを
願っています。
最後までご覧いただきありがとうございます。
引き続き陸上競技に役立つ発信をしていきたいと思います。お楽しみに!
以上、今泉がお送りしました(^^)